台湾資生堂は、購入を躊躇している顧客へのソリューションとして、タイムリーかつ限定的なプロモーションクーポンを導入し、購入を躊躇している顧客に対し個別にアプローチすることで、「watashi+ by shiseido 台湾」のコンバージョン率を47％、カートイン率を28％、決済完了率を15％向上させることに成功しました。

また、30分以内に一定額以上の商品を購入するとフェイスマスクが無料になるクーポンを配布することで、購入を躊躇している顧客の支払いまでのスピードを高めることに成功し、15分以内の注文は13％、15～30分以内の注文は36％増加し、指定金額に達した注文は61％増加しました。

また、機械学習アルゴリズムにより、watashi+ のデスクトップとモバイルユーザー間で異なる迷いの特性を発見しました。デスクトップユーザーが購入を迷う特徴としては、「平均マウスクリック回数が8回以下」「ログインしてトップページにアクセスする」「平日にサイトを訪問する」「7ページ以上の商品を閲覧する」「商品をショッピングカートに入れる」などが挙げられます。一方、モバイルユーザーの迷い特徴としては、「ページのスクロールが3000ピクセル（平均的な画面の1.2倍）未満」「新規訪問者はトップページを訪れる」「3～4ページの商品を閲覧し、ショッピングカートに商品を入れる」などが挙げられます。これらの特徴は、従来のマーケティングツールでは確認できないものばかりです。