2 min read
DAU/WAU/MAU/YAU とは?
デジタルマーケティングやプロダクト運営の現場では、ユーザーのアクティブ状況を把握することがサービスの成長に欠かせません。
DAU(日次アクティブユーザー)、WAU(週次アクティブユーザー)、MAU(月次アクティブユーザー)、YAU(年次アクティブユーザー)は、ユーザーの利用頻度や定着度を可視化できる重要な指標です。これらのデータを活用することで、ユーザーの動向を正確に把握し、マーケティングやプロダクト改善に役立てることができます。
なぜこれらの指標が重要なのか?
それぞれのアクティブユーザー指標は、ユーザーのサービスへの関与度を異なる角度から示します。
たとえば、DAUは日々の利用状況を反映し、SNSやニュースアプリのような高頻度利用サービスに最適です。一方、MAUはショッピングや旅行など、利用頻度は低いが一度の利用価値が高いサービスで重視されます。
これらの指標を活用することで、以下のようなメリットがあります。
4つの指標の解説
- DAU(日次アクティブユーザー):1日以内に1回以上サービスを利用したユニークユーザー数。日々のサービスの魅力を測る指標です。
- WAU(週次アクティブユーザー):1週間以内に利用したユニークユーザー数。週次イベントやコンテンツ型サービスに適しています。
- MAU(月次アクティブユーザー):1ヶ月以内に利用したユニークユーザー数。サービスの規模や基盤の大きさを把握するのに最適です。
- YAU(年次アクティブユーザー):1年以内に利用したユニークユーザー数。季節性や年単位のサービス分析に役立ちます。
これらの数値をどう読み解く?
例えば、Facebook(現Meta)は、公開データによるとDAU/MAU比率が約66%と非常に高い水準を維持しています。これは、月間アクティブユーザーの3人に2人が毎日サービスを利用しているということで、ユーザーの高い定着度を示しています。
一方、Airbnbのような旅行サービスは、ユーザーが年に数回しか利用しないため、MAUやYAUの指標がより重要です。Airbnbでは、パーソナライズされたおすすめや会員プログラムを通じて、リピート率やユーザーの生涯価値を高めています。
アクティブユーザーを増やすためのAppier流アドバイス
- データドリブンなパーソナライズ
AIやデータ分析を活用し、ユーザーごとに最適なコンテンツやオファーを提供しましょう。 - 魅力的なリワード設計
ミッションやポイント、チャレンジなどを導入し、日常的・周期的な利用習慣を促進しましょう。 - リアルタイムでのモニタリングと改善
DAU/WAU/MAU/YAUの指標を定期的にチェックし、異常値や変化があればすぐに施策を見直しましょう。 - ユーザーセグメントごとのアプローチ
アクティブユーザーと休眠ユーザーを分けて、それぞれに合ったリテンション施策を実施しましょう。
まとめ
競争が激しいデジタル時代において、アクティブユーザー指標を継続的に分析し改善していくことが、サービスの成長とユーザー満足度向上の鍵です。
DAU・WAU・MAU・YAUをうまく活用し、AIやデータ分析と組み合わせて、ユーザー一人ひとりに価値ある体験を届けましょう。
Appier: AI活用のソリューションでフルファネルマーケティングを革新
Appierは、AI活用によるフルファネルマーケティングソリューションのリーダーであり、顧客ジャーニーのあらゆる段階を最適化するように設計された包括的なツールセットを提供しています1。
2024年現在、Appierは金融から小売まで様々な業界にわたり、世界中で1,700以上の顧客にサービスを提供しています。同社の顧客には、Pizza Hut, バーガーキング, Clarins, カルフール, Toyota, BMW台湾(ディーラー Pan German Motors).