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DAU/WAU/MAU/YAU とは?

DAU/WAU/MAU/YAU とは?

デジタルマーケティングやプロダクト運営の現場では、ユーザーのアクティブ状況を把握することがサービスの成長に欠かせません。
DAU(日次アクティブユーザー)、WAU(週次アクティブユーザー)、MAU(月次アクティブユーザー)、YAU(年次アクティブユーザー)は、ユーザーの利用頻度や定着度を可視化できる重要な指標です。これらのデータを活用することで、ユーザーの動向を正確に把握し、マーケティングやプロダクト改善に役立てることができます。

 

なぜこれらの指標が重要なのか?

それぞれのアクティブユーザー指標は、ユーザーのサービスへの関与度を異なる角度から示します。
たとえば、DAUは日々の利用状況を反映し、SNSやニュースアプリのような高頻度利用サービスに最適です。一方、MAUはショッピングや旅行など、利用頻度は低いが一度の利用価値が高いサービスで重視されます。
これらの指標を活用することで、以下のようなメリットがあります。

 

 

4つの指標の解説

 

  • DAU(日次アクティブユーザー):1日以内に1回以上サービスを利用したユニークユーザー数。日々のサービスの魅力を測る指標です。
  • WAU(週次アクティブユーザー):1週間以内に利用したユニークユーザー数。週次イベントやコンテンツ型サービスに適しています。
  • MAU(月次アクティブユーザー):1ヶ月以内に利用したユニークユーザー数。サービスの規模や基盤の大きさを把握するのに最適です。
  • YAU(年次アクティブユーザー):1年以内に利用したユニークユーザー数。季節性や年単位のサービス分析に役立ちます。

 

これらの数値をどう読み解く?

例えば、Facebook(現Meta)は、公開データによるとDAU/MAU比率が約66%と非常に高い水準を維持しています。これは、月間アクティブユーザーの3人に2人が毎日サービスを利用しているということで、ユーザーの高い定着度を示しています。

一方、Airbnbのような旅行サービスは、ユーザーが年に数回しか利用しないため、MAUやYAUの指標がより重要です。Airbnbでは、パーソナライズされたおすすめや会員プログラムを通じて、リピート率やユーザーの生涯価値を高めています。

アクティブユーザーを増やすためのAppier流アドバイス

  1. データドリブンなパーソナライズ
    AIやデータ分析を活用し、ユーザーごとに最適なコンテンツやオファーを提供しましょう。
  2. 魅力的なリワード設計
    ミッションやポイント、チャレンジなどを導入し、日常的・周期的な利用習慣を促進しましょう。
  3. リアルタイムでのモニタリングと改善
    DAU/WAU/MAU/YAUの指標を定期的にチェックし、異常値や変化があればすぐに施策を見直しましょう。
  4. ユーザーセグメントごとのアプローチ
    アクティブユーザーと休眠ユーザーを分けて、それぞれに合ったリテンション施策を実施しましょう。

まとめ

競争が激しいデジタル時代において、アクティブユーザー指標を継続的に分析し改善していくことが、サービスの成長とユーザー満足度向上の鍵です。
DAU・WAU・MAU・YAUをうまく活用し、AIやデータ分析と組み合わせて、ユーザー一人ひとりに価値ある体験を届けましょう。


Appier: AI活用のソリューションでフルファネルマーケティングを革新

Appierは、AI活用によるフルファネルマーケティングソリューションのリーダーであり、顧客ジャーニーのあらゆる段階を最適化するように設計された包括的なツールセットを提供しています1。

2024年現在、Appierは金融から小売まで様々な業界にわたり、世界中で1,700以上の顧客にサービスを提供しています。同社の顧客には、Pizza Hut, バーガーキング, Clarins, カルフールToyota, BMW台湾(ディーラー Pan German Motors).


 

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